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清盛の時代





2012年7月22日(日) 20:00
平清盛 29話 『滋子の婚礼』
NHK総合

視聴率は悪いが、かつてのタッキーの義経と表裏一体に見える清盛。
もう30話近いけど、人間や歴史の微妙さがおもしろい頃。



筆頭家人の家貞(中村梅雀)は病にふせっていた。
清盛は唐果物を持って家貞を見舞うと、病床の家貞は、
唐果物が食べたくて宋との交易をさかんに進めてきたと告白。
欲こそが力の源であり、欲のために生きて死んだ者たちの思いを
清盛は背負って生きろと告げた。
平清盛 29話 『滋子の婚礼』

市民ケーンでオーソン・ウェルズは最後に「「バラのつぼみ」」と言わせた。
ぼくはこの映画を観た時に、子どもの時にどうしてもほしかったものと思った。
清盛や後白河の言う「遊び」とはバラのつぼみのような気がした。
家貞にとっての唐果物、清盛にとっての権力。
欲をかくとはこういうことなのか?
欲しかったものに近づこうとすれば近づけない。
滋子の婚礼衣装 修 柘植伊佐夫さんインタビュー:大河ドラマ「平清盛

さて、清盛の時代、ぼくが習ってる能(謡)はどうやったろか?
観阿弥・世阿弥は14世紀。
清盛は12世紀。
芸能ってこれくらいまだまだ系譜だっていない頃。
平家が滅亡して、その非愛の歌は数々、能の中に散りばめられている。

※待賢門院璋子役の松雪泰子の側で、侍女役の横山めぐみを観ると、
  北の国からを想い出して、「れいちゃん…」と呟いてしまう。
by mamorus7 | 2012-07-22 21:43 | 芸能


頭、いかれてる


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