シルクロード・アンサンブル 3

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エンチャントメント~魅惑の響き
NHKスペシャル「新シルクロード」
オリジナル・サウンドトラック


5月8日(日) ETV特集
ヨーヨー・マとシルクロード・アンサンブルの仲間たち
~対話と創造の8日間~


【シルクロードへの想い】

豊かな緑に囲まれたタングルウッド音楽センター。
ヨーヨー・マさんがシルクロード・アンサンブルのメンバーを呼び集めたのは、
2004年9月のことでした。
やってきたのは、中近東のイラン、そしてインドや中国などで
一流の民族音楽の演奏家として活躍する人たちです。
ヨーヨー・マさんとシルクロード・アンサンブルのメンバーたちは、
ここで8日間に渡って音楽創りを行いました。



早速、最初のリハーサルがはじまります。
その様子を見てみましょう。

ヨーヨー・マさんがシルクロード・アンサンブルを結成したのは、
2000年のことでした。
ここにいるのは、その時から参加している主要なメンバー13人です。
今回、ヨーヨー・マさんは21世紀のシルクロードの響きを生み出し、
レコーディングしようと考えていました。
そのため、メンバーから自由な発想を募りました。

中国琵琶の奏者、ウー・マンさんが
シルクロードに由来するあるメロディーを、みんなに聞かせました。

これは中国・敦煌の遺跡、
莫高窟(ばっこうくつ)で見つかった楽譜に記されていたメロディーです。
9世紀、唐の時代のものと言われています。

ウー・マンさんから提案がありました。
  「このメロディーを弦楽器でアレンジしてみませんか」
ヨーヨー・マ
  「弦楽器だけ? そうだね何を加えようか。
   尺八をいれよう。イランの弦楽器もいれようよ」

中国の二胡、イランのカマーンチェ
西洋のチェロなど東西の弦楽器が集められました。
中国琵琶が主旋律を奏で、
バイオリンとビオラはハーモニーを豊かにします。
カマーンチェがペルシャ風の響きをつけ加え、
チェロの低音が全体を引き締めます。

コリン・ジェイコブセン(アメリカ人のビオラ奏者)
  「音色がそれぞれ異なる弦楽器が絶妙に響き合ってよかったですね。」
ケイハン・カルホール(イランのカマーンチェ奏者)
  「そうだね。琵琶の主旋律に導かれているように感じた。」

ヨーヨー・マさんが目指しているものは、
かつてシルクロードで繰り広げられた旅人たちの交流を
現代に再現することです。

ヨーヨー・マ
  「メンバーが楽器を持ち寄って15分もすれば、
   自然に即興演奏をはじめます。
   これは普通の音楽の創り方ではないけれど、
   私たちは、遥か昔、シルクロードを行き来していた人たちが出会い、
   友情を育んだその感覚で音楽を作っていきたいのです。」

ヨーヨー・マさんは伝統的なクラシック音楽の世界で頂点を極め、
今世紀最高のチェリストと呼ばれています。
これまで世界各地で歴史に残る数々の名演奏を行ってきました。
そのヨーヨー・マさんがクラシック音楽の枠組みをこえて、
その世界をひろげるきっかけとなった旅がありました。
38歳の時、自ら企画したドキュメンタリー番組の撮影のため、
アフリカのナミビアを訪れたのです。
カラハリ砂漠に暮らす人たちが太古の昔から使っていたハープ。
この楽器でどのようなメロディーが奏でられるのかを知りたかったからです。

ヨーヨー・マ
  「よし、やってみよう。
   いろんな音程や音色が出せそうだ。精巧にできているね。」

  「なぜ音楽を演奏するのか。私は世界中の人々に聞いてきました。」
   彼らの答は『生きる意味をみつけるため』。
   今もって私の心に残る最高の答です。
   カラハリ砂漠への旅で私は、
   音楽というものが人間の心の奥で起っていることを表現する、
   最も優れた手段であるということを再確認しました。
   その結果、音楽を西洋音楽とか、非西洋音楽というような分類で
   とらえる必要はないと考えるようになりました。
   音楽は心の内を表現する世界共通の言葉であり、
   そういう意味であらゆる音楽はすべてつながっていると、
   今私は考えています。」

メンバーが楽器持ち寄って15分もすれば、
自然に即興演奏をはじめます。

その後、日本の奈良・正倉院を訪れたヨーヨー・マさんは、
シルクロードの豊かな世界に触れ、
シルクロードという言葉が音楽と文化と歴史を統合する、
21世紀のキーワードになると感じたといいます。

ヨーヨー・マ
  「日本を訪れた時、正倉院の御物を見る機会に恵まれました。
   なかでも印象的だったのは、五弦の琵琶でした。
   <螺鈿紫檀(らでんしたん)五弦琵琶
   表面には遥か西方のペルシャ風の人物が描かれていました。
   そして背面には、どこから来たのでしょうか、
   赤い宝石がはめ込まれていました。
   シルクロードを通じて、
   人とものの交流が千年以上も前から行われていたという事実に、
   私は強く心を動かされました。
   なぜならば、宗教や思想、
   そして音楽も旅をしたに違いないと感じたからです。」

Mohini (Enchantment)/Yo-Yo Ma;The Silk Road Ensemble

イントロダクション
【シルクロードへの想い】
唐の時代の中国から21世紀へ
シルクロード・アンサンブルの理念1
Mentoring ~東西の音楽の融合~
シルクロード・アンサンブルの理念2
Communicating ~旅をして世界の人々と交流すること~
シルクロード・アンサンブルの理念3
Creating~ 「文化の大使」となり、創造的に音楽を創りだすこと~
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by mamorus7 | 2005-05-08 23:03 | 芸能


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