大阪府知事選 候補比較1






2011年11月
大阪府知事選

11月27日(日)は大阪市長選もやけど、
ぼくは豊中市民なので、大阪府知事選のみ整理してみた。



共産党推薦の梅田章二さん(61歳、弁護士)はすいませんが除外させてもらって、
松井・維新 vs 倉田・反維新で比較します(素材は以下)。

 2011年大阪府知事選挙
 選挙:知事選 立候補予定3氏に聞く 大都市制度・教育条例、違い鮮明 /毎日新聞
 大阪ダブル選:知事選告示(その1) 府再生へ激戦開幕 「ポスト橋下」誰に /毎日新聞
 ALL、やさしさ、ワン…大阪政治決戦 知事選主要3候補の訴え比較 /産経新聞
 大阪知事選公約、これで勝負…マニフェストを比較‎ /読売新聞

候補者
松井一郎さん/47歳、大阪維新の会 幹事長
倉田 薫さん/63歳、前池田市長

支持基盤
○松井さん/大阪維新の会、橋下ファン (橋下徹・前知事の継承者として)
●倉田さん/自民党府連支持、民主党府議団推薦、連合大阪推薦、
        大阪府の市町村長支援(20人以上)、
        大阪市長選に出馬する現職の平松邦夫さんと共闘

橋下府政評価
○松井さん/民間感覚で改革断行
          ・タブーに切り込む突破力・政治力が長所
●倉田さん/地域主権で先頭走る
          ・100点満点の75点評価
          ・改革の姿勢・スピード感・府民目線が長所
          ・スピードの出しすぎは危険、市長選への転出は理解できない
        反橋下、反維新
          ・橋下や維新は上から目線で、スクラップ・アンド・スクラップ
          ・大阪から元気が失われ、混乱した維新の時代





公約
○松井さん/・大阪都構想実現
           府庁と大阪市役所を解体し、大阪都と特別自治区に再構築
           2013年度中をめどに詳細な制度設計を完了
        ・観光強化による成長
           カジノなどの統合型リゾート開発促進
           関空~大阪市中心部を結ぶ高速鉄道なにわ筋線・リニアモーターカーの整備 
           外国人観光客を現在の3倍近い年間650万人に
        ・公務員制度や教育行政の転換
           職員、教育両基本条例の制定
        ・原発依存度を下げる
           エネルギー分野の新規事業参入も促進
        ・公的病院の独立行政法人一元化
           経営効率化や医療の質向上
●倉田さん/・市町村との連携・協調
           大阪にふさわしい大都市制度のあり方を市町村とともに協議
           府と大阪市などで1,000人規模の人事交流
        ・経済界などと大阪・関西の成長戦略を策定
        ・市町村教育委員会などと新しい教育システムを構築
        ・府庁舎は、本庁舎のある大手前地区に集約
        ・文化・芸術の再興
        ・地域防災計画の全面改定
           地震、津波だけでなく、原子力災害も含める

成長戦略
○松井さん/財政規律の堅持、景気回復
          ・港湾や水道事業などの府市二重行政を解消
          ・大阪都構想実現により、貧困化を食い止め、稼ぎ、儲ける
●倉田さん/経済団体との協働
          ・『オール大阪経済人会議』設置、府が経済振興を手伝う
          ・ものづくりの街、大阪の活性化

大阪府のかたち
○松井さん/ワン大阪
          ・府市一体で成長戦略~経済成長
          ・府知事と大阪市長が同じ政策を掲げ、同じ方向を向き、
           同じスピード感で走り出さないといけない
          ・民意を法改正のエンジンにして国会議員も巻き込む
●倉田さん/ALLおおさか
          ・府が市町村を支え、世界に誇れる大阪作り
          ・府内の全43市町村と府政の諸課題を協議
          ・大阪都構想は現状では重要な争点ではない
          ・ハードルの高い法改正よりも府市の話し合いを先に
          ・倉田さんと平松さん当選で一遍に府市合わせ解消
          ・府市合わせ解消のため、府市間で千人規模の人事交流を
          ・大都市の制度問題としては、関西州に向かうことこそ大事

維新2条例案(教育基本条例案、職員基本条例案)
○松井さん/教育現場に民意届く
          ・現状の教育委員会では改善策を講じれない
          ・先生のためでなく、児童・生徒に生き抜く力をつけさせる
●倉田さん/現行法でも対応可能
          ・適正な教育委員を任命し、教育方針を厳しく運用
          ・職員・教員に緊張感を持って本来の職務を遂行してもらう

咲洲庁舎(旧WTC、大阪市住之江区)
○松井さん/庁舎は咲洲に一本化
          ・来年の国の中央防災会議による安全確認を前提に
          ・大手前の庁舎は耐震基準を満たしていない
          ・大手前地区の活用を考える
●倉田さん/庁舎は大手前へ集約
          ・咲洲は庁舎としては使わない
          ・「あるものは使わなければもったいない」と言ったが、
           自民・民主府議団の意見に従い軌道修正

防災対策
○松井さん/大阪都体制での対策づくり
          ・現状の体制では、270万大阪市民の危機管理を担えない
          ・各区が独立し、防災対策を区ごとに決めてもらう
          ・府市ばらばらの河川管理も一元化
●倉田さん/市町村の安全策を府が後方支援
          ・主体は市町村や、町会5500~1,000人単位
          ・市町村がコミュニティー単位の安全策を仕掛けていく

ここからはぼくの私見。

松井さんと倉田さんの対決は、「民意の維新 vs 首長連合」と言われているけど、
府民は橋下さんや維新を応援するというより、
景気の悪い大阪を元気にしてくれる勢いを応援してるだけではないんやろか?
橋下さんの政策を支持してるんじゃなくて、
守旧派へのけんか売りを応援している野次馬みたいなもの。
公明党とか創価学会がどちらを推すか明確にしてないけど、
維新を応援したいけど、あからさまにできないからこうもりになってるだけだろう。

どちらが知事としていいのかを考えるポイントは3つ。
① 橋下さんの実績を評価できるか?
② 行政の無駄を減らして、他に活用できるか?
③ これからの大阪を元気にできるか?

① 橋下府政評価
本人は、黒字転化できたと誇らしげだったが、実は大阪府の借金はめちゃ増えたらしい。
表面上、黒字にできたのは借金も収入に含めていただけで、
実は、収入の17.6%を借金返済にまわさなあかんほど火の車。
7年後には26.4%となり、財政破綻になる見込みだそう。
いろいろコストカットしたはずなのに、なんにも効果がでないまま、
府知事を辞めて、市長選に出た橋下さん。
これじゃ、松井さん負け。

 「破産会社」はほんとうに「優良会社」になったのか。
 首長としての実績を問う---橋下「大阪府改革」を検証する

 大阪維新の会を待ち構える落とし穴 - 中央公論.jp
 「財政のペテン師」橋下徹は失政の責任を取らんかい(1) 借金をして黒字に見せかけ | アサ芸プラス
 「財政のペテン師」橋下徹は失政の責任を取らんかい(2) 強きを保護し弱きを切り捨て | アサ芸プラス
 「財政のペテン師」橋下徹は失政の責任を取らんかい(3) 新庁舎に300カ所の亀裂 | アサ芸プラス
 「財政のペテン師」橋下徹は失政の責任を取らんかい(4) 「もうやらないほうがいい | アサ芸プラス

② 行財政改革
橋下さんがほっぽり出した行財政改革を、松井さんができるとは思えない。
府庁内での協力体制やブレーンの導入に失敗したから、
橋下さんができずというか、はじめからする気はなく、
ネタとしてアピールしただけなのかもしれない。
番頭の松井さんがやれるはずがない。
一方、倉田さんは池田市長としての実績がある。
大阪府をスリムにするために、
NPOなどを活用して住民サービスを維持し、
職員削減で人件費を3割カットすると公約してはる。
これでは、池田さんの勝ち。

③ 活性化
橋下府政では、大阪の大多数を占める中小企業を支援すると言っていたが、
効果は出ていない。
文化面では、「大阪ミュージアム構想」のもと、
御堂筋イルミネーション、大阪カンヴァス構想、大阪マラソン、水都大阪をやって、
ニュースにはなったが、そんなに自慢できるような内容じゃない。
大阪マラソンなんて、東京マラソンの猿真似で、
電通に丸投げしただけの内容だった。
(参加者や各方面には好評だったことは否定できないけど…。
 メインスポンサーは関西電力。)
でも、花博もそうやったけど、内容はなくても祭をやれば、
大阪のみならず、京阪神もにぎやかになることは事実。
維新の会のマニフェストでは、カジノとかリニアとか
博打みたいなことばっかり言ってるけど、
そんなことしなくても祭をちゃんと継続できたら、にぎやかにはなるはず。
橋下・維新の会には財界も協力してくれていない感がある。
倉田さんは、府下の首長や政党、連合などの協力体制もあるので、
みんな手伝ってくれるということから、安心感はあるけど、
その体制ではかつて大阪が元気にならなかったやんかという声が多い。
松井さん、倉田さん、両者引き分けか?

劇薬か安心感か?
松井さんと倉田さんの公約比較では、1勝1敗1引き分けやけど、
松井さんで橋下府政を継承されるのはだめ。
かといって倉田さんに変えて無駄を省けるかもしれへんけど、
大阪を活気づけるにはパワー不足。
スリム化を倉田さんにしてもらって、
元気づけは橋下さんにしてもらうのがいいのかなと思う。
でも橋下さんは、大阪市長になって大阪市を解体するか、
落選して、次はタレントとしてで稼ぎながら、国会議員をめざすと思う。
大阪都構想をぶち上げてはいるが、中身は後で考えてもらう
というお粗末な橋下さんの目的は、
目だってのし上がろうとするだけに見える。
大阪都構想について、うまい例えを紹介してくれてるブログがあった。

 「市」長選で「都」構想、に思ったこと | Afternoon Cafe

結局、どっちもどっちやなになるけど、
ぼくは倉田さんに府政を立て直してもらって、
大阪を元気にするためには、有志が集まってなんとかしようやないかという
気運が必要かと思う。

また別に機会に深掘りしたい。
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by mamorus7 | 2011-11-19 21:26 | 社会


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