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今年も顔見世

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2008年11月30日(日)~12月26日(金)
當る丑歳 吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎

京都四條南座

ここ数年のぼくの恒例行事、
南座での顔見世。
去年は昼と夜を、25日と26日に分けて見たけど、
今年は遅くなって、夜の部のチケットが取れない!
玉三郎・海老蔵が出るから仕方ないかも知れへんけど…。



そこではじめて「おけぴ」を利用。
奇特な人がいて、4等席を同日昼夜、定価で譲ってくれはる。
もったいないので、高島屋で阿闍梨餅を手土産に持っていったら、
すごく喜んでくれた。

そして、千秋楽の昼夜、歌舞伎三昧。
と思ったら、仕事が立て込んで、
朝1時間だけ会社に出て、作業をして、
逃げるように祇園四条へ。
なんか駅名変わって、気持ち悪い。

昼の一幕目を途中から見れるなと思ったら、
取引先からまたメール。
しゃあないから四条の駅の地下にある喫茶店で、
手書きの資料作成。
南座の近所のコンビニからファックスして、
なんとかやりすごす。

もう12時。四幕目「梶原平三誉石切」。
鎌倉の重厚さに吉右衛門さんがはまりすぎて、いつも通り。
新鮮さが薄れる。
どうせなら「熊谷陣屋」の悲しみの奥底が見たい。

新鮮だったのは「ぢいさんばあさん」。
仁左衛門と玉三郎の夫婦役はかわいい。
虫に刺されて少し腫れてる玉三郎の首元にほくろを見つけて、
仁左衛門がつっこんでいる様子はすごく愛らしかった。

そんな二人に三十七年の別離が訪れ、老いてついに再会の日。
もう一度、新しい人生をしましょと、
やり直すのではなく、スタートする言葉にほだされました。
ぼくにもそんな伴侶ができたらなぁ。
別れた彼女と30年以上も後に、
新しくはじめれることができたらどんなにいいだろうか…。

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去年の26日にぼくは恋に落ちた。

海老蔵はやからの役はよかったが、
光源氏とかは似合わない。
夜の第三幕「信濃路紅葉鬼揃」で
西洋のダンスカンパニーのようなフォーメーションで、
能を展開するような玉三郎の「鬼」に翻弄されているのは、
見応えがあった。
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今回の顔見世は玉三郎に尽きる。
でも扇雀さんの夕顔や、翫雀さんの又平、
藤十郎さんのおとくもよかったです。
でもやっぱり一日で昼夜観るのはやめといたほうがいい。
集中力がなくなる…。
by mamorus7 | 2008-12-26 21:30 | 芸能


頭、いかれてる


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